Conspirators of Pleasure
[DIRECTOR] Jan Svankmajer
[SOUND] Brothers Quay
[Cast] Petr Meissel/Garbriela Wilhelmova/Anna
Wetlinska
映画を見た日:1997年9月6日、 映画を見た人物: K and T
悦楽共犯者
[監督] ヤン・シュワンクマイエル
[音楽] ブラザーズ・クエイ
[主演]
ペトル・メイセル/ガブリエラ・ヴィルヘルモヴァー/アナ・ヴェトリンスカー
1996年 チェコ共和国・イギリス・スイス合作 カラー スタンダード 1h27
感想
K:「・・・こりゃぁ、観ないと何ともいえない映画だねぇ」
T:「『悦楽共犯者』か・・・今回は1人で語るよ。
真ん中で二つに割った重そうなパン。
中の柔らかい部分をつまみ出して丸める。
子供の頃、僕も食パンを同じことをして食べていて、母に叱られた覚えがある。
非常に子供っぽく単純な、そして快感を呼び起こす作業。
チェコのシュルレアリスト、ヤン・シュワンクマイエルの作り出す、
映像世界のシュルレアリスム。
寂しげな、倒錯オナニスト達は、個々の欲望を個々に遂げていながら、
奇妙な縁を持ち合わせている。
お互いの存在を確かめ合うかのような視線、不思議なつながりを持つみんなの立場。
出会っては別れ、そしてまた出会う登場人物達。
快楽原則に忠実な人々の『目的』に向けての数日間の行為、そして出来事。
どことなく寂しげで、見るからに不健康そうな人々が様々な方法で
『悦楽』という美酒に酔いしれる。
そして、事が終われば、再びいつもの現実へと連れ戻される。
さらに次の『目的』への数日間が再び始まる。
食べ物に対する彼の執着の伺えるシーンがこれにも出てくる。
とてもグロテスクでエロティックに見えてしまうチキン。
ほかの彼の作品も食べ物がからんで来るものが結構有る。 」
K:「あの・・・」
T:「余談だが。
テリー・ギリアムとヤン・シュワンクマイエルの対談がパンフレットに
収録されているのだけれど、この二人どこか似ていると突然、思った。
姿形ではないし、具体的な作品の内容でもない?
(作品も実は似てるけど)
じゃあどこが?っ言うと多分、会ったら小難しいことを言いそうな所だ。
要するに、『嫌な奴そう』ってこと。
だって作品に出てるよ、
その世界を斜に構えて見てる目線が。 」
K:「二人ともシュルリアリズムな人たちなんだ。
でも、あたしゃ良く分かんないよ。ダリ?
ギリアム教授の映画は好きだ。12モンキーズは本当に好きだ。
人々に言わせると雇われ監督やったから世に出せた映画
(こだわり過ぎてうまく折り合いがつかなくなっておじゃんになってしまうことが多い監督なんだってサ)
らしいけれども私は好きだ。(しつこいって)
だって映画館に3回観にいっちゃったも〜ん!フフフ。
あの出逢いのシーンからインスピレーション受けて
あそこまで作ってしまうんだから本当に感動だね。
そこだけのために、あの映画は作られている。ああやっぱりいいなぁ・・・」
T:「
何の映画の話ししてんの?
彼等は、本当は嫌な奴なんかじゃ無くて、
63歳と57歳の『気の良いおやじ』なのかなぁ?
絶対そんなこと無いと思うけど・・・。
でも、彼等の作品には『笑い』と『愛』がちゃんと有るんだよなぁ・・・。」
K:「ふむふむ。」
T:「アナ・ヴェトリンスカーは本当のニュースキャスターなんだって。
それも有名な。
日本で言えば小宮悦子に『こみやえつこ』本人の役をやってくれって
たのんで やってもらってる様なものって考えると結構、凄いね。」
K:「ホント、それ、すごいよね。テレビ観てああいうことやってる人、
きっと増えた思うよ。
でもこの映画、なんといっても題名がよい。
この邦題、すてきよね。まあわたしは短編の方が好きだけれど。」
1997/9/24/ by T and K
今回は、Tのメールより抜粋しました。ありがとう。
映画を観にいく人たちの紹介
K ・・・キョロちゃんクラブのスタンプを集めていた。あと1つ!というところで
新バージョン(シール)になってしまい、かなり落胆している.
T ・・・"てんしっちのたまごっち"のお父さんになった23歳の男の子.
G・・・誕生日を迎えてますます素敵になった22歳のゲイボーイ.
S・・・社会人3年目1駅分の定期券を使用している22歳の女の子. (モチロン、チャリ通できる距離)
H・・・23歳の看護婦.海外旅行から帰ってきて現実の世界に戻ってくることができないらしい
M・・・22歳の女臨床検査技師.毎日の帰宅時間は午後5時30分.WOW!(...by K)