The pillow Book

[Director] PETAR GREENAWAY
[Cast] VIVIAN WO, KEN OGATA, EWAN McGREGOR, YOSHI OIDA, HIDEKO YOSHIDA, JUDY ONGG, MIWAKO KAWAI, KEN MITSUISHI, YUTAKA HONDA

映画を見た人物: KとG

ピータグリーナウェイの枕草子
[監督・脚本] ピーター・グリーナウェイ
[撮影]サッシャ・ヴィエルニー
[美術・衣装] ワダエミ
出演:ヴィヴィアン・ウー/緒形拳/ユアン・マクレガー
   オイダ・ヨシ/吉田日出子/ジュディ・オング/河合みわこ/光石研/本田豊

今回は長いです。何でか分からないけれども独り言モード入ってます。
基本的に私が思ったことはそのまま記して、
Gが話していたことは「」で囲ってあります。

映画館前でポスターを見てほくそ笑むKGに向かってポスターのキャッチを読む

[好きなもの、美しい男の肌 嫌いなもの、美しい男の裏切り]

前売りのチケットにも書いてあるわ。私と同じね。
ねぇ、Gもそうでしょう?男のからだ、好きでしょ?

「そりゃあねぇ、当然じゃないの。」

きゃぴきゃぴしながら二人で映画館へ。
でも観ているときはすごく静か。
Gは咳をしていた。(小さな咳でも気になる私)
しかし、すっごく体力のいる映画だったなぁ・・・

映画館を出てから・・・

Gとあまり話せなかったのでKがひとり、映画とGの言葉を思い出しながら書きます。

Gったら、映画館出てひとことめに

「ねえ、この映画って邦画なの?」だって。

そうね、日本人で良かったと思える日本語の多さだった。
画面にも言葉にも色にも監督の中の日本を感じることができた。
字幕を見なくてもほとんどわかる映画。字幕が出てきても英語の字幕なの。

途中はCD-ROMみてるようだった。画面があっちこっちでチャカチャカ動いてる。

監督は偏屈外人ピーター・グリーナウェイ。

外人が作るとありがちなヘンテコな日本語
---たとえば『ガン・ホー』は日本語のへたくそな
中国の2世?の役者が日本人を演じているし、『ブレードランナー』でさえ
同じフレーズの日本語が繰り返し使われている。
映画とは直接関係ない部分で現実に引き戻されちゃうことって
あるじゃないですか。あれれ?って
--- 
はスクリーンのなかから聞こえてこなかった。
それは褒めてやろう。(ってあんた誰?)

吉田日出子(清少納言)のナレーションも気持ちよかった。
彼女の演劇見に行ったことあるんだ。
一度だけだけど。声の出し方が気もちいいよね、彼女は。

主人公ナギコが小さいころ枕のとなりで『枕草子』を読んでいる。(叔母)

ナギコに向かって枕元であなたが28歳になったとき
ちょうどこの本は1000歳を迎えるのねぇ、と言う。

(だからってグリーナウェイ、『The Pillow Book』はないだろう。ここはやはりMAKURANO SOUSHIってどこかに・・・あぁでも必要ないのかな。)

シーツを広げて悪ふざけしたり。
(メイド)彼女が画面に居ると私の気持ちは物語とは関係なく明るくなっていた。

「緒形拳(ナギコの父親役)がやられてた。出版者に。」

まあまあ、そんな言い方はないじゃない。直接的なんだから。Gったら。

ナギコほど気の強い女の子が自分の父と恋人をあんなふうにされて、
だまっているわけないわよね。

すごく怒りっぽくて我を通す性格。
強い精神力と信じるものがある人なんだなぁと思って見ていました。

主人公が突然日本人じゃなくなっても別に私は気にならなかった。

(とてもきれいなからだの女優さんだ。足が長い!
 日本人役者の中で探しても無駄なわけだ。)

「突然髪が長くなった」って「スタイル良くなった」って
「日本語話さなくなった」ってべつに気にならなかった。
それは、「日本語話せないから。」じゃなくて。

火事のあと、彼女は夫を捨て日本を捨て、
ホンコンへ来たわけだからもう日本は捨てて一からやり直そう、
そう思っていたのだろうから・・・まあ納得できる。

そんでもって工場はまるで50年くらい昔の日本のよう。

「時代が古すぎない?」

そうそう。私たちが生まれたころの70年代って
そんなに軍国主義的な日本ではないと思うよ、あんた。(←グリーナウエイ)
ラジオから軍歌がかかっちゃってるの。
おいおい、いったいいつの話しだよ。ってね。
時代の流れがわからなくなってしまう。
日本を知っているからこそ、あれれれれ?みたいにね。

でも映像は本当に奇麗!からだの上の筆文字も美しい。(字は下手,でも映像が綺麗)
カリグラフィーの美しさ。そして男優が美しい。ユアン・マクレガー。
なんて素敵なおしり。私のこのみ。
結局は観終ってからああ、よかったな、と思えてしまう素敵な映画でした。
この人の映画はストーリーは関係ない!

うう〜ん天才かもしれない。いや、天才なのでしょう。
グリーナウェイは。嫌われている監督の中でも彼はきっと特別な存在に違いない。
誰もがいやがるほんとうの嫌われ者ってやつ?だからこそあんなに美しい絵が作れるのね。

ちなみにG、次回の映画は『ブエノスアイレス』よ!

1997.8.21

映画を観にいく人たちの紹介 

K・・・映画好きの23歳の女の子.このWebを作っている人.

T・・・独り暮らししたての23歳の男の子.最近の口癖は「楽し」.

G・・・22歳のゲイボーイ.Kとはすでに9年間の友情で繋がっている.

S・・・今年で社会人3年目のかなりひまじんな22歳の女の子.辛いもの好き.

H・・・疲れていると映画館でもビデオ上映中でも眠ってしまう23歳の看護婦.

M・・・最近パソコンの購入を考えている22歳の女臨床検査技師.